openSUSE 11.3 リリースノート

Copyright © 2010 Novell, Inc.

この文書を、フリーソフトウエア財団発行の GNU フリー文書利用許諾契約書(バージョン1.2かそれ以降から一つを選択)が定める条件の下で複製、頒布、あるいは改変することを許可する。変更不可部分、表カバーテキスト、裏カバーテキストは存在しない。この利用許諾契約書の複製物はファイル fdl.txt に含まれている。

リリースノートの内容は頻繁に更新されます。インターネットの接続テストの際に最新バージョンをダウンロードするか、http://www.suse.com/relnotes/i386/openSUSE/11.3/RELEASE-NOTES.ja.html (日本語版) http://www.suse.com/relnotes/i386/openSUSE/11.3/RELEASE-NOTES.en.html (英語版) を参照してください。

If you upgrade from an older version to this openSUSE release, see previous release notes listed here: http://en.opensuse.org/Release_Notes

このリリースノートでは、次の分野に関する情報を掲載しています。

インストール
  1. N/A
全般
  1. openSUSE ドキュメンテーション
  2. LXDE—新しいデスクトップ環境
システムアップグレード
  1. Samba: smbfs サービスの cifs への名前変更
  2. IPsec と strongSwan の変更による互換性喪失
テクニカル
  1. KMS (カーネルモード設定) を利用したグラフィック初期化
  2. Samba: mount.cifs setuid root
  3. SSH Public Key Authentication

インストール

N/A

全般

openSUSE ドキュメンテーション

LXDE—新しいデスクトップ環境

LXDE はハードウエア資源の限られた古いコンピュータ向けの軽量デスクトップ環境を提供しています。

pcmanfm と libfm (LXDE ファイルマネージャとその主要ライブラリ) は RC1 バージョンとして公開されているもので、公式な安定版が公開され次第、その安定版への更新が提供される予定です。

システムアップグレード

Samba: smbfs サービスの cifs への名前変更

このようになってからかなりの時間が経過してしまいましたが、 smbfs はもはやカーネルには含まれなくなっています。 cifs コンポーネントが smbfs の代替です。サービス名の混乱を防ぐため、それぞれ下記のように名前を変更することにしました。

samba-client パッケージがインストールされているシステムをアップグレードする際、必要であればいったんサービスの状態を保存し、 /etc/samba/smbfstab の内容を /etc/samba/cifstab に移行してからサービス状態を復元します。

IPsec と strongSwan の変更による互換性喪失

"sha256"/"sha2_256" の各キーワードで設定を行なった場合、以前のリリースではカーネル側に 96 ビットで切り詰められた形で設定が行なわれていましたが、これは非標準のものであったため、 128 ビットで切り詰められて設定が行なわれるようになりました。古いカーネル (openSUSE 11.2 またはそれ以前) を利用した環境に接続する場合など 96 ビットの切り詰め方法を利用したい場合は、新しく追加された "sha256_96" キーワードをお使いください。

古い非標準の 96 ビット切り詰め方法を新しいシステムの ipsec.conf に設定するには、たとえば下記のように設定します:

esp=aes128-sha256_96

また、 strongSwan には非互換の変更が存在します。トンネルモードでの IPComp は重複していた外側のヘッダを取り外して通信するようになりました。そのため、 IPComp のトンネルモードは以前のリリースとの通信が行なうことができません。このような場合は、圧縮を無効に設定してください。

テクニカル

KMS (カーネルモード設定) を利用したグラフィック初期化

openSUSE 11.3 では、 Intel, ATI, NVIDIA 社製のグラフィックコントローラをお使いの場合、既定で KMS (カーネルモード設定) を利用するようになりました。 KMS ドライバ (intel, radeon, nouveau) をご利用の際に何らかの問題が発生した場合は、カーネルの起動コマンドラインに nomodeset を追加して KMS を無効化してください。恒久的に設定したい場合は、 /boot/grub/menu.lst ファイル内に上記のキーワードを追加してください。このオプションを設定すると、 initrd 内のカーネルモジュール (intel, radeon, nouveau) について、 modeset=0 のオプションが追加されるようになります。

DRM モジュールを initrd から読み込む場合、まれに KMS とは無関係の原因で問題が発生する場合があります。このような場合は、 initrd 内で完全に DRM モジュールを読み込まないように設定することもできます。これを行なうには、 YaST を利用して sysconfig の設定を編集し、 NO_KMS_IN_INITRD の値を yes に設定してください。設定を行なった後 initrd を作成し直してからコンピュータを再起動すると、設定が反映されます。

Intel 社製のコントローラをお使いの場合、 KMS を無効化すると X サーバが fbdev ドライバを利用するようになってしまいます (intel ドライバは KMS にしか対応していないため) 。そのため、このような環境で UMS (ユーザモード設定; KMS の反対語) をご利用になりたい場合は、 "intellegacy" ドライバ (xorg-x11-driver-video-intel-legacy パッケージ) をお使いください。このドライバを利用するには、 /etc/X11/xorg.conf.d/50-device.conf ファイルの内容を直接編集し、ドライバ欄に intellegacy を設定してください。

また ATI 社製のコントローラをお使いの場合は、新しい GPU であれば radeonhd ドライバを利用するようになります。さらに NVIDIA 社製のコントローラをお使いの場合、 KMS を無効化すると nv ドライバを利用するようになります (nouveau ドライバは KMS にしか対応していないため) 。

Samba: mount.cifs setuid root

The setuid root capability of mount.cifs is re-enabled, because known security bugs in mount.cifs have been fixed.

SSH Public Key Authentication

In /etc/ssh/sshd_config relative paths are no longer allowed. When pointing to the authorized_keys file, use %h/ in front of the path. Otherwise logging in using SSH Public Key Authentication will fail with openSSH 5.4 and later.

Example:

PubkeyAuthentication yes
AuthorizedKeysFile %h/.ssh/authorized_keys