マージによりiFolderのデータが統合されるため、iFolderサーバおよびクライアント間のデータ転送を最小化できます。サーバ上のiFolderのコンテンツと既存のローカルマシンにあるフォルダのコンテンツをマージできます。
iFolderと標準フォルダを同一名でマージできます。たとえば、corporateという名前のiFolderのコンテンツとcorporateという名前の標準フォルダのコンテンツをマージできます。
corporate iFolderに、hr、finance、marketingの3つのサブフォルダがあるとします。corporate iFolderのコンテンツを、hrフォルダとfinanceフォルダしかないcorporateという名前のフォルダにダウンロードしようとしています。この場合、corporateフォルダに3つのフォルダをすべてダウンロードし、転送率を上げる必要はありません。代わりに、corporateiFolderとcorporateフォルダをマージすることで、[ ]機能によりインテリジェントにhrとfinanceのサブフォルダをダウンロードせず、marketingサブフォルダのみがダウンロードされます。corporateiFolderのデータがフォルダと異なる場合は、バージョンの競合が表示されます。手動で競合を解決できます。同様に、ファイル名の競合が表示された場合も手動で解決できます。
サーバ上のiFolderをローカルマシン上のフォルダコンテンツにマージするには、次の手順に従います。
iFolderブラウザで、選択したサーバのiFolderのリストで必要なiFolderを右クリックし、[
]を選択します。フォルダを参照して選択し、[
]をクリックします。続いて、これらの2つのフォルダのコンテンツが比較され、フォルダに存在しないファイルがiFolderからダウンロードされます。iFolderに存在しないファイルで、フォルダに存在するものはアップロードされます。
corporateという名前の既存のiFolderをクライアントマシンの別の場所に移動するには、次の手順に従います。
corporateiFolderを標準フォルダに変換します。
重要:サーバ側のiFolderは削除しないでください。
詳細については、iFolderを標準フォルダに戻すを参照してください。
corporateフォルダを別の場所に移動します。
重要:フォルダの移動中にはそのフォルダ名を変更しないでください。
iFolderブラウザウィンドウで、サーバ上のcorporateiFolderを選択し、[ ]をクリックします。
ローカルマシン上でcorporateフォルダを選択し、[ ]をクリックして、コンテンツをマージします。
メモ:[フォルダにマージ]の代わりに[いますぐ同期化]を使用した場合は、「iFolderの移動」でも説明されているように、サーバ上のiFolderに含まれるすべてのデータがチェックされ、すべてのデータが同期されます。そのため、データ転送にかかる時間が長くなります。一方、[ ]はiFolderと標準フォルダのコンテンツのみをマージするため、データ転送を最小に抑えることができます。
マージの詳細については、「iFolder-Folder間のマージ」を参照してください。
移行済みの2.xのiFolderを、iFolder 3.7以降のサーバで作成されたiFolderにマージすることができます。移行の詳細については、「Novell iFolderの移行とアップグレード」を参照してください。
移行後、2.xのiFolderはiFolder 3.7以降のサーバに移動されます。3.7以降のサーバ上にある移行済みのiFolderをクライアントマシンにダウンロードするかどうかを選択できます。ただし、iFolderがすでにクライアントマシン上に存在している可能性があります。この場合、マージ機能を使用して不要なデータがサーバからクライアントに転送されないようにします。
移行済みの2.xのiFolderを3.7以降のiFolderにマージするには、次の手順に従います。
2.xのiFolderをiFolder 3.7以降のドメインに移行します。
ローカルマシン上の2.xのiFolderを標準フォルダに変換します。
各iFolderのサーバコピーを選択し、[Merge to folder (フォルダにマージ)]を選択します。
コンテンツをマージするには、標準フォルダを選択し、[
]をクリックします。詳細については、「 保証と著作権.